こんにちは。工場勤務の旅がらすです。
突然ですが、あなたは仕事をサボった事ありますか?
「は?そんなのある訳ない。俺がいないと仕事は回らないよ!」という方、下記を読んで下さい。
たいていの働き盛りの会社員というのは、「自分がいないと会社が困る」というような事を必ず言うものだ。
しかし、いなくても会社は絶対なんとかなる。それが組織というものだ。
田中 和彦
こちらは田中和彦さんの【42歳からのルール】という、2009年に出版された本です。
この言葉の意味する事分かりますか?
もし上記の文章を読んで、ちょっとでもイラッとした人がいたら、あなたは結構ヤバいかも知れません。
今回は、「仕事をサボれない、俺がいないとこの会社は持たない!」と思ってるこじらせてる人に向け、書いていきます。
単純にこの1年間で仕事をサボった事がない人向けです。
この記事の目次
仕事をサボる事で分かる、自分のちっぽけさ
まず結論から言うと、仕事をサボれない人は自信過剰な人が多いんですよね。
いきなりど直球ですが、これが本質。それかくそ真面目かのどちらかです。
今回は自意識過剰な人向けに書きます。
仕事は誰か一人位いなくても回るもの。むしろ一人いない位で経営が傾くなら、それは組織として円滑に回ってない証拠。
経営10人とかなら話は別ですが、従業員100人以上いるような会社なら、別に誰が何日休もうが何にも問題ありません。
これは私の親戚の話ですが、45歳の係長がある病気を患ったそうなんです。
何回か薬で散らして誤魔化していたんですが、ちゃんと手術して取ろうという話になりました。
「俺が会社に1週間もいなくて、現場が回る訳ない!」
係長は休んでる間も、しきりに部下に連絡を取っていたそうです。
しかし家族から「入院中くらいは仕事の事は考えず、しっかり静養しろ!」と言われ、スマホを取り上げられました。
退院後、係長は直ぐ様会社に向かいます。
「きっと仕事が山のように溜まってる。みんな大変な思いをしてるはず!」
ですが、行ってみると仕事は溜まる所かスムーズに動いてます。現場の混乱もなし。
この話は係長が実は無能だったとかではなくて、どんな仕事ができる人だとしても、会社は何の打撃もなく存続していくという事です。
自分が居なかったら会社が!と言うのは勘違いであり、思い上がりも甚だしい訳です。
「自分がいないと…」と考えてると、面倒な奴になる3つの理由
仕事をサボれない人は、大抵こじらせていきます。
どんな面倒な人間になるか、3つ例を挙げてみますね。
①偉そうになる
まず一番はコレ。別にあなたがいなくても会社は回るのに、「俺が仕事なんかサボったら、みんなどれだけパニックになるか」という思考が、やがて偉そうな人間を作ってくんです。
- 俺がいないとダメ
- 周りは仕事ができない
- 仕事ができる俺の言う事は絶対
と、こんな順番でこじらせていきます。嫌われる、面倒臭い痛い人間の出来上がりです。
②勝手にプレッシャーを感じてストレスを溜める
仕事もサボれない人間は、勝手に色々背負います。
俺が居ないとこの会社はダメ
全然ダメな事ないのに、勝手に自意識を拡大させて、「俺がいないと!俺がいないと!」となってストレスを溜める。
結局部下に、「お前らが仕事ができないから俺が苦労する!」と①に挙げたように偉そうな人間になってしまう。
勝手にプレッシャーを感じて、勝手にストレスを溜めて周囲に当たる。
迷惑きわまりないですよね。
③会社が一番になり家族をないがしろにする
自分では必要とされてると思ってる訳ですから、会社愛は強い。
転勤も喜んで行くし、帰りが「午前さま」になろうが、仕事の為なら頑張ります。
旅がらす
こんな人の家族はどうなんでしょう。
確かに生きてく上で仕事は大切ですが、家族に寂しい思いをさせてまで、会社に尽力する事が正しいんでしょうか?
「多忙な父の為、家族旅行に行った記憶がない….」
なんて小学校の発表会で言われたらどうなんでしょう。
子供も家族も、一緒にいられる時間は限られてる訳です。
仕事をサボると、人生が好転するかも
ここからが本題です!
仕事をサボってみましょう。その変な価値観を崩すには、実際に動いてみるのが一番なんです。
明日は会議?
大事な打ち合わせ?
自分にしか出来ない仕事がある?
関係なし!ぜーんぶキャンセルでOKです。
「自分がいなきゃ現場が回らない」と本当に思っているなら、仕事をサボるのが手っ取り早いんです。
実際サボってみると分かるんですが、本当に何事もなく次の日になってますから。
じゃあサボったら何がどう変わるのか?
人生が変わりますよ!
- 肩の力が抜ける
- 家族を犠牲にする必要もない
- ガムシャラに働く事もない
- 自分は特別じゃないんだから、他人も認められるようになる
これだけの事が、たった1回サボれば分かるんです。
どうですか?明日仕事サボってみませんか?
自分はちっぽけで、会社に魂込めなくても良いって分かります。悲しい位に会社は丈夫で頑丈。
すると周りを見る目も変わりますよ。
まとめ・「サボれない人は面倒な人になる確率高い!自分の代わりなんていくらでもいる事を知ろう」
いかがでしたでしょうか?
仕事をサボるというのは、今の自分を客観的に見る上で必要なんです。
確かに仕事に熱を込めるのは悪い事ではないんですが、「自分がいなきゃ!」まで行ったら終わりです。
一度頭を冷やす上でも、仕事をサボりましょう。そして固くなってる頭をほぐすんです。
すると、人生が好転するかも知れません。
どうしても周りに煽てられ、自分が仕事ができると分かると鼻が長くなるのが人間ってものです。
その鼻を自ら折り、裸の王様から卒業しましょう。
最後にもう1つ、【42歳からのルール】の一文を抜粋して終わりたいと思います。
「この世界から、もし自分がいなくなっても、世界は何も変わらない」
それが知れただけでも、仕事をサボる価値はあると思う。
田中 和彦