社歴や年齢がある程度になると、教えられる側から教える側になっていきます。
私の工場も例外なく、30代後半になると「そろそろ班長になれよ」的なプレッシャーがあります。
出世にはあまり関心がありませんが、期待されてる事は良い事。でもその期待に応えられるか?期待通りに自分は動けるのか?悩む事もあります。
でもどの世界でも期待されるという事からは逃げられません。
- スポーツ選手
- 勉強を頑張る子供
- 働く人達
どんな環境だって誰かがあなたに期待しています。そんな時、どんな気持ちでいれば期待に応えられるのか?について書いていきたいと思います。
この記事の目次
期待に応える為に、最初の気持ち作りが一番大切
一番大切な事は気持ち作りです。
小学校の運動会。リレーで順番が回ってきた時、誰でもドキドキしたハズです。
1位で自分の番が来た時、もし抜かれたら?それ所か転んでビリになったら?
2位で来たのなら、抜いて1位になりたい!
他人から受けるプレッシャーと、自分でかけるプレッシャーがあります。
でもこのプレッシャーを軽減できる方法があります。それは、
「今日足が痛いから、上手く走れないかも!」
と周りに公言する事。
卑怯ですか?でも自分の力を100%発揮するのは実に有効な手段です。
周りの期待を下げれるし、自分へのプレッシャーを軽減させる事ができます。
こんな感じで、期待に応えなきゃという周りのプレッシャーは、ある程度小手先のテクニックで何とかなるものです。
肝心なのは前段階。気持ちの準備です。
期待に応えるプレッシャーは半端ない
期待に応えるプレッシャーは、もちろん人によります。
しかし過度にプレッシャーを感じる人は、期待されるだけで鬱になる程のストレスを感じます。
これから紹介する例は、実際私が体感した事例です。
上司の期待「次の班長はお前だ!」
冒頭に書いたように、私は今30代半ば。そろそろ班長というものも意識しなければなりません。いや、正確に言えば私はそんなものに興味はないんです。しかし、上司からプレッシャーがあります。
「次はどう考えてもお前しかいない」的な無言のプレッシャー。
ちなみに私はこんな感じで仕事をしています。
- 定時になったらそく帰宅
- 残業ほとんどしない
- 飲み会的なのには参加しない
しかし班長になればこのほとんどに規制が入ります。
サービス残業だってしなきゃならない。定時で帰れる事はない。飲み会は全参加。
さらに班員みんなをまとめなきゃならない。
これに自分は応えられるのか?上司が望むような班長になれるのか?
仕事で期待される事は、サラリーマンとしては本望です。お給料も上がれば家族も楽になるし、働く父親としては、良い背中を子供に見せれると思います。
でも自信がない。上司のプレッシャーは「今までのお前は一度捨てて、班長らしい人間になれ」です。
親の期待「あなたなら一発合格よ」
この記事を読んでいる人は学生さんもいるでしょう。
私は馬鹿なので進学などせずにすぐに社会に出たので、受験らしい受験はした事がありません。
親も私には何も期待していなかったので、親からのプレッシャーは感じた事がありません。
しかし、私の妹は優秀だったんです。なので親はかなり期待していました。
妹もそれに応えようと必死でした。
結果、妹は受験勉強で失敗し一浪。1ランク下の大学へ行くことになりました。
本来なら余裕で受かる大学。むしろ1ランク上の大学を狙ってもおかしくないレベルだったんです。
悪い言い方をすれば、親の過度な期待が妹を苦しめた訳です。
他人の期待も相当ですが、親の期待は最悪だと思います。他人なら縁を切れば解決ですが、肉親はそういう訳にもいきませんから。
期待に応える為のメンタル作り
では次に、期待に応える為のメンタル作りを説明したいと思います。
勝利の道は想定できてる?
まず「期待に応えれる。勝利の道は想定できているか」です。
このイメージができていないなら、その勝負は負けるでしょう。
例えばあなたが、短距離走の日本代表だとします。日本中があなたに期待しています。
でも、相手が強すぎる、勝てるイメージがわかない状態だったら勝てると思いますか?
勝てません。体は負ける事を想定して硬直し、負けた時の状況をイメージしてメンタルは豆腐。
そもそも「負ける状態」が出揃っている訳です。
勝利の道を想定する事はもの凄く大切です。
「全体的には向こう選手が強い。でもスタートを上手くできれば勝機はある」
と、勝てる要素を探しておきましょう。
期待に応えられる勝利のルートを確保する事は、とても大事なんです。
失敗した時の事は考えない?いや考えておこう!
よく聞くのは、「失敗した時の事は考えない!」ですが、これは間違いです。
この思考に行く人は、強い精神力の持ち主です。
そもそも、どうしたってマイナスな事を考えるのが人間でしょう。その思考を無理やり制限したって意味ない。
だったらとことん考えましょう。
期待に応えられなかった自分を。そして言い訳も沢山考えておきましょう。
自分のハードルを下げる事も、期待に応える為に手段です。
さて、2つのメンタル方法を説明しましたが、ちょっとややこしいですよね。
- 勝利の道を想定しておく=負ける意識が強いと筋肉が意識して力が発揮できない
- 負ける事も想定しておく=かといって自信満々でもいられないでしょ?負ける事を想定しておけば気が楽
ちょっとややこしいけど、こんな感じです。
「白旗を最初から上げないで、勝てるルートを探す。でも負ける想定をしておくと心は軽くなるよ!」という事ですね。
まとめ・「期待に応えるには、メンタル管理が一番大切!」
という訳で、期待に応えるをテーマに書いてきました。
冒頭でも書きましたが、期待に応えるという状況は誰にでもやってきます。
- 親
- 上司
- 配偶者
あなたがそれに値するから期待される訳です。あまりマイナスに考えず、まずは自分が評価されているとポジティブに考えましょう。
そこから勝利のルートを探し、それと同時にダメだった時の言い訳も考えておく事。
パフォーマンスは最適な環境でないと発揮できません。
良い畑でないと、良い米はできあがらないのです。まずは良い畑(メンタル)を作る事です。