いつまでも新入社員でいる訳じゃない。
毎年毎年会社には新しい人材が入ってきて、自分は一つずつ年を取る。
教えられている方から教える方になって、あっという間に年齢は30代中盤です。
同期で入った中では「出世組」と「そうでない組」が極端に分かれてくるのもこの頃。やがて、そうでない組にいる人達の前に、「年下の上司」が現れます。
年齢も社歴もこっちが上。だけど上司。こんな状況どう思いますか?
今回はいづれ訪れる「年下の上司とのつきあい方」について書いていきます。
この記事の目次
年下上司は最初が肝心!「さん」付けて呼ぶ事
可愛がっていた後輩が上司になったなのか、
見ず知らずの後輩が上司になったのかで条件は変わってきますが、まぁでも、年下の上司というのは嫌なものです。
私なんかもいまだに年功序列が頭にあるので、年下の上司というには気持ちの良い状態ではないですよ。
しかしサラリーマンをやっていると、必ず年下上司というのはやってきます。
回避するのは無理。あなたが60歳になった時、班長係長課長は60歳以上だと思いますか?そんな事はあり得ない。
絶対に年下上司は訪れます。まずそれを頭の隅に置いときましょう。
そしてここから、年下上司の対象法を書いていきます。
まず一言で年下上司と言っても色々なパターンがあります。まぁ大まかに分ければ2つ。
- 見ず知らずの後輩が上司
- 可愛がっていた後輩が上司
仮に見ず知らずの年下上司が来たのなら、必ず「さん」は付けましょう。最初が肝心です。
次に、面倒を見てた後輩が上司になった場合ですが、これが難しい所です。
当然「呼び捨て」や「くん付け」で呼んでますよね?そこから「さん付け」はかなり違和感があると思います。なので、名称で呼びましょう。
班長や係長といった名称です。
「いいよそのまま呼び捨てで。違和感があって嫌だから!」
なんて言わないで下さい。ハッキリ言って上司を呼び捨てにするのは良くありません。向こうは命令する立場にあって、あなたは命令される立場にあります。
上下関係をごちゃ混ぜにすると良い事はありません。さん付けにする訳じゃないので、せめて名称で呼びましょう。
という事で、これがざっくりあいた結論です。
- 見ず知らずの後輩ならさん付け
- 面倒を見た後輩なら名称で呼ぶ
残念ながら、上司は上司です。自分も「年下のくせに!」と思ってるとストレスが溜まり、やる気も失せてしまう。
だから呼び方を変えて、自分自身に上司という認識をさせる事が大切なのです。
年下上司と付き合う、3つの考え方
ここからは「年下上司と付き合うメンタル術」です。具体的な方法を紹介します!
あ、ちなみに私も現在上司は7個程年下です。ですが、まぁ上手くやれてるので説得力はあるかと思います。
①必要以上の事は喋らない。距離感が大切
年下の上司は本当に距離感が大切です。近付き過ぎると、向こうも警戒心が取れてタメ口になったりもします。そうなればこっちはストレス。
反対に離れ過ぎると、仕事のコミュニケーションが難しくなる。
言ってしまうと、向こうもあなたの事が扱いずらいと思ってます。なのにあなたの方から離れてしまうと、
- 仕事を頼みずらい
- 仕事がやりにくい
- 異動してもらいたい
と、なってしまいます。あなたが部署を異動しても良いなら素っ気ない態度も良いですが、それが嫌なら程好い距離感で接しましょう。
②ヘコヘコはダメだけど、オラオラはもっとダメ
これは仮に「年下上司が腰が低い場合」です。
相手が低姿勢でも、こちらが高圧的な態度を取って良い理由はどこにもありません。
ヘコヘコしていたら自分のプライドが傷付く。かと言ってオラオラしていると、周りの目も厳しくなって仕事がやりにくくなる。
相手がどんな年下上司であれ、ヘコヘコもせずオラオラもしない。
ここでもやはり距離感が大切となります。見誤ってはダメですよ。
③「どうせいつかはみんな年下だ」と思う事
上記2つの内容は、「距離感」と「感情」です。
最後の3つ目は、考え方についてです。
冒頭でもちらっと書きましたが、サラリーマンをやる以上、年下の上司は付きまといます。
自分が60歳なら年下上司にも慣れているでしょうが、30~40代だとまだプライドもあるので気持ちの整理ができないと思います。
でも大前提として、皆いずれ年下上司と向き合うんです。遅いか早いかの違い。
できればギリギリまで勘弁してもらいたいものですが、そう人生上手くいきません。
まして今工場は実力社会です。年功序列の考え方は死に、若くても仕事ができる人間は飛び級で出世します。
リアルに芸人の世界ですよね。
13歳の子供に23歳の大人が敬語を使う世界。そんな芸能界の厳しい環境が、市民レベルで起きてるんです。
だから用意しておきましょう。
年下の上司はいずれやってくる。その時どう接するのが正解か考えておきましょう。
準備をしておけば、そんな事態になっても対応できます。
人前では年下上司を立てて、敬語で話そう
年下上司で1番大切な事、それは「どんな状態であれ、人前では年下上司には敬語を使う」です。
見ず知らずの年下上司なら、当然最初から敬語ですよね?なのでこれは、面倒見てた後輩が上司になったパターンの人向けですね。
呼び捨てを止めて、名称で呼びますよね。でも普段の喋り言葉はどうですか?タメ口になってないですか?
もしタメ口になってるなら、せめて人前では敬語を使ってあげましょう。それだけで大分違います。利点は以下を参照して下さい。
- 年下上司の顔が立つ
- 年下上司は顔を立たせてくれて感謝する
- 周りからは「年下でも上司にはちゃんとするんだ。大人」と好印象
以上の事から、せめて人前(朝礼、会議、事務所)では敬語で話してあげましょう。
二人きりの時は、話しやすい言葉でOKです。
嫌な年下上司なら、屈する必要はない
これは二番目に言いたかった事です。
あの…上司だからって屈しないで下さいね。
これは別に年下とか年上とか関係なく、偉そうで理不尽なパワハラ上司には屈しないで下さい。
超個人的な意見ですが、私は相手が年上なら無条件で敬語になります。
別に体育会系でもないですが、いまだ年齢が上の人には誠意をみたいなのがあるんです。みなさんもありますよね?
学生時代を思い出してみて下さい。中2が中1に敬語使います?使わないですよね。
「年齢が上だろうが俺が上司なんだから、俺より下の人間!タメ口でOK!」
というクソ上司は義務教育受けてないのか?って思う。
なので、そんな常識知らずのアホ上司なら屈しなくてOKです。そもそも常識知らずで出世するなら、確実にゴマスリで出世してます。仕事の実力はありません。
そんな人間は価値がないのです。屈してはいけません!
まとめ・「年下の上司は距離感が大切。人前では敬語を必ず使おう」
いずれ皆年を取って、会社で1番のおじさんになるんです。その時周りは自分より一回りも若い人ばかり。つまり全員上司。
そんな時代がやがて訪れます。
年下の上司は確かに嫌ですが、どんどん増えるからそれに対応しなくてはいけません。
そろそろまとめます!重要なポイントは4つ!
- 距離感を大切に
- 面倒を見た後輩でも呼び捨てはダメ
- 人前では敬語を使う
- クソ上司なら屈しない
サラリーマンをやっていれば必ずぶつかる問題です。悩んでいる人は参考にして見て下さい。